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(証拠資料)2021年7月18日付けで、井上が萩生田文科相に宛てて送付した「請願書」全文

請願書

文部科学大臣 萩生田光一殿

                   2021年7月18日

            大学講師・元中央大学非常勤講師

            ×××××××××××××××

            ××××

            ××××××××××

            井上 ×××

【はじめに】                               

 萩生田文科相は当然ご存知のことと思いますが、2012年4月11日に中央大学で強要罪が実行されました。同強要罪を隠蔽するため、それ以降も中央大学は複数の犯罪を次々に実行しました。当時東京地裁立川支部の裁判官たち、当時東京高裁の裁判官たち、当時東京地検立川支部の検察官たち、当時東京地検特捜部の検察官たち、当時東京高検の検察官たち、当時最高検の最高幹部検事たち、そしておそらくは当時最高裁の裁判官たち――即ち、司法権を行使できる者たち、捜査権・検察権・公訴権を行使できる者たちが中央大学の全犯罪の完全隠滅にまさに国家ぐるみで加担・協力したため、中央大学の犯罪は日本犯罪史上類を見ない空前絶後の大組織犯罪に膨れ上がりました。

 請願者である私、井上×××と研究助手のM氏は、本件大組織犯罪の被害者です。強要罪が実行されてから既に10年近い年月が経過しますが、犯罪の関与者が膨大であり、関与者同士の相関関係も複雑を極めるため、全面解決・公式発表の日が訪れるにはまだ暫しの時間を要するようです。中央大学、及びその全犯罪の完全隠滅に協力した上記国家機関に属する者たちのおかげで、私とM氏は生の全域に亘って致命的な大損害を蒙り続け、生命維持が限界的に困難となる危険地帯に既に何年も前から足を踏み入れることを余儀なくされています。

 全面解決・公式発表の日まで自分たちを辛うじて死から遠ざけておくため、即ち正当防衛の手段として、私たちは本件大組織犯罪をインターネット上で証言していくことを決断しました。ツイッター(@Belle75875497)では2018年5月から、ブログ(『現代思想と証言』)では2019年2月から証言を開始しました。本証言の存在については、本件大組織犯罪の刑事手続を推し進めてくださっている林真琴検事総長率いる現検察庁も当然ながら知っています。

 本請願書を萩生田文科相に読んで頂くに当たり、次のことをあらかじめお断りしておきます。

 その信じ難い悪質さと規模の巨大さにおいて類を見ない本件大組織犯罪が被害者のみならず、各方面に与える影響は測り知れないほど深刻であることから、本請願書の写しを林真琴検事総長にも同時に送付させて頂きます。

 また発送完了後、ブログ『現代思想と証言』にも本請願書全文を掲載し、公開させて頂きます。

 極めて特殊であり、また大変複雑な趣旨の請願書であるため、【請願内容】は最後に書かせて頂きます。

【請願の趣旨・請願に至る経緯】

 中央大学法学部で基礎演習『現代思想入門ゼミ』を担当していた私は、2011年度の受講生であったある男子学生に陥れられ、同大ハラスメント防止啓発委員会に虚偽の申立てをされました。同元学生とその親族、及び協力者たちは大学に不正な働きかけをし、大学からの私の追放と抹殺を要請しました。元学生一族の忠実な代理人となって大学が私に2時間近い凄絶な暴行を加え、恫喝による脅しの連続によって自主退職を強要したのが2012年4月11日に実行された強要罪です。

 根拠のない自主退職強要に同意しないでいると、中央大学(当時法学部長・現副学長の橋本基弘、当時法学部教授・当時ハラスメント防止啓発運営委員会委員長・現名誉教授の中西又三)はどんな説明もせず、私の前に決して姿を現さず、不可解極まりない暴力行使を次から次へと差し向けてきました。そこで私とM氏は文科省高等教育局私学部に赴いて救済を求め、当時参事官付の梅木慶治氏に相談しました。事態の深刻さに驚愕した梅木慶治氏は、期限付きの回答を求める書面を中央大学に送付してくれました。しかし、文科省に相談に行かれ、文科省に発覚したことが間違いなく引き金となり、2012年7月25日に中央大学は当時の理事長久野修慈氏の名義で解雇予告通知をいきなり送り付けてきました。解雇日は翌日の26日とありました。M氏が梅木慶治氏に電話をすると、梅木慶治氏は文字通り絶句し、数秒間沈黙が続きました。この時の絶句と沈黙が何を意味していたのか、数年間文科省を離れ、柴山昌彦前文科相在任中に復帰した梅木慶治氏は勿論知っています。

 2012年7月25日、M氏の電話に漸く応答した梅木慶治氏は「中央大学から回答がきています。明日文科省においでください」と言いました。しかし解雇された当日に文科省に赴くと、私たちを待っていたのは強要罪の拷問的時間の再現としか言いようのない悪夢のような時間でした。密室に通されると、梅木慶治氏の他に全く面識のない男が一人いました。名前も所属も明かさないその男は中央大学からの回答をオフレコで伝えると言いました。それからその男が猛然と列挙した「中央大学からの回答」なるものは想像を絶する虚偽の連続でした。私たちの経験した事実との露骨すぎる不一致を強制的に飲み込ませようとするその男の獰猛な悪意に、私たちは吐き気がするほどの衝撃を受けました。「①2012年4月11日には何もなかった。ハラスメント防止啓発委員会など開かれなかった。②ハラスメントに関する調査が4月下旬に行なわれた。③ハラスメント事案はもう停止している」。矢継ぎ早にこうまくしたてると、男はその日一番伝えたかったことを口にしました。「双方にとって不利益となるので、中央大学は訴訟を起こさないことを望んでいる」。それからM氏が何度理路の通った異議申立てをしようとしても、男は凄まじい暴言を弄してM氏の言説を悉く圧殺しました。一切の反論を暴力的に撃退し、被害者である私たちを中央大学の犯罪隠蔽に協力させること、即ち絶対に提訴させないよう脅しをかけて強要することがこの男の任務であったことは明らかです。この男の恫喝が続いた80分ほどの間、隣に座った梅木慶治氏はひと言も口にしませんでした。中央大学の犯罪隠蔽に協力しているのでなければ、中央大学の犯罪に気付いた梅木慶治氏が、文科省の品位を貶めるこの男の恫喝音声をICレコーダーに録音していたという可能性もあると思っています。まもなく文科省を離職した梅木慶治氏は、数年間の空白を経て柴山昌彦前文科相在任時に復職していますが、この空白期間中に国家公務員の義務に従って極秘に刑事告発をした可能性も決してないとは言えないと思っています。

 中央大学には、どれほど暴力的・非倫理的な手段を講じてでも私に提訴されることを阻止しなくてはならない理由がありました。元学生一族と共謀して2012年4月11日に私の追放と抹殺を目的とする強要罪を中央大学が実行したことは紛れもない事実であるからです。また、同年7月26日付の解雇は当時理事長久野修慈氏の決済をとらずに強行された「偽装解雇」であったからです。したがって私に提訴された場合、既に複数の犯罪を実行している中央大学は、それらの犯罪を隠蔽するためにさらなる犯罪の実行が不可避となることをよく承知していたからです。「自殺強要=間接的殺害」しか意味しない加害者の犯罪隠蔽に被害者が協力するはずもなく、勿論速やかに提訴しました。中央大学は2012年4月11日の「事実聴取」の音声記録と称して、偽造録音媒体(=偽造CD-R)を提出してきました(これで、文科省の密室で暴力団紛いの男が受け容れるように強要した「4月11日はなかった」が、訴訟を断念させようとする故意の虚偽発言であったことが分かります)。

 ところが民事訴訟の裁判官たちは既に/いつのまにか中央大学の複数犯罪の完全隠滅(=揉み消し)に協力する犯罪幇助者、及び犯罪実行者に成り果てていました。原告を先行排除し、被告中央大学を不正に勝訴させることを裁判官たちはあらかじめ決定していました。通常の裁判手続に全く従わず、弁論準備手続も一切行われず、裁判官が原告本人と対面・対話する機会は一度もなく、証人尋問・本人尋問は完全省略され、偽造録音媒体の鑑定申請も却下されました。第一審判決には判断の法的根拠(法律への参照・判例の引用)が一切示されておらず、未知の他者である原告への凄まじい悪意・憎悪・殺意に貫かれ、原告の人格と「生きるに値する価値」を全否定する文字通りの「殺人判決書」であり、被害者の「自殺への誘導=間接的殺害」という中央大学の願望の申し分のない代行者でした。

 一方、訴訟提起に少し遅れて、私は東京地検立川支部に「強要罪」の被疑事実により橋本基弘・中西又三たち6名を刑事告訴しました。告訴状は受理されましたが、中央大学の不正な働きかけにより刑事捜査もまた、民事訴訟同様に中央大学の複数犯罪の完全隠滅に協力する犯罪行為へと変質を遂げました。のちに判明したことですが、民事と刑事は相互に連携し合い、偽造録音媒体を被害者に自費で鑑定に出されないように策謀を巡らしました。二人の捜査担当検事は被害者に「これから鑑定に出す」と虚言を弄し続け、不正に不起訴処分を決定する直前まで被害者を欺罔し続けました。民事訴訟の途中で被害者に鑑定に出されないため、中央大学の不正な全面勝訴が滞りなく果たされるためでした。そして「殺人判決書」から被害者抹殺計画のバトンを受け継いだように、1年半以上も続いた「捜査を一切行なわないという捜査」の果てに、強要罪の全被疑者は不起訴処分という被害者の最後の希望の切除が既に犯罪実行者である捜査担当検事によって行われました。

 民事と刑事の連携による被害者の「自殺への誘導=間接的殺害」、即ち中央大学の複数犯罪の完全隠滅という目的を達成させるわけにはいかないので、2015年4月上旬、不起訴処分が出てから2ヶ月余りが経過した頃、私たちは法科学鑑定研究所に偽造録音媒体の鑑定を依頼しました。同年7月、同録音媒体は紛れもない偽造物という科学的鑑定結果が出ました。ところが、科学的鑑定結果が出てからというもの、中央大学の複数犯罪の隠蔽の強度は極端に激化するという無法状態の体現者たちに、私たちは救済を求めて訪問・犯罪申告をする実にあらゆる場所で出会うことになりました。中央大学内部監査室公益通報では、鑑定書のコピーをされるという窃盗に該当する犯罪被害に遭いました。2015年当時の酒井正三郎学長・総長からは、私の請願書の受け取りを拒否されました。大野恒太郎元検事総長からも、鑑定書を同封した請願書を無視黙殺されました。東京地検特捜部にも、鑑定書を直接証拠とした私たちの告訴・告発を悉く不受理にされました。2015年12月には、東京地検立川支部の受理担当検事から自殺強要をしているとしか思えない告訴・告発の徹底的な妨害を受けました。

 しかし、たった一つだけ例外がありました。次項の【請願内容】に直接関わることです。2015年11月4日、私たちは再度文科省高等教育局私学部を訪問し、当時参事官付の阿部田康弘氏と参事官の星晃治氏に中央大学の犯罪行為を告発しました。鑑定書を始め、中央大学内部監査室公益通報に提出した資料を含む膨大な証拠を二人に手渡し、中央大学を調査してくれるよう嘆願しました。二人は複雑な話に丁寧に耳を傾け、「自浄作用を促すよう働きかける」と約束してくれました。ところがまもなく阿部田康弘氏から一度電話連絡があっただけで、その後完全に音信不通状態になってしまいました。2017年6月に、阿部田康弘氏、星晃治氏両名に宛てて約束を反故にされたことに対する抗議の書簡を送付しましたが、どんな応答もありませんでした。しかし、その無応答は当然のことであったのだと、かなり後になって漸く理解しました。星晃治氏は2016年3月末には文科省を退職し、弘前大学に勤務していることが判明しました。阿部田康弘氏は、おそらく2016年4月から小樽商科大学に異動になったことが分かりました。

 ここで萩生田文科相に真剣にお尋ねします。2015年10月7日から2017年8月3日まで、萩生田文科相は内閣人事局長の役職に就いていらっしゃいました。国家公務員の人事管理を扱う組織のトップでいらしたわけですが、萩生田文科相の在任期間は私たちが阿部田康弘氏、星晃治氏と面会し、中央大学を告発した時期と重なっています。小樽商科大学への阿部田康弘氏の異動、及び星晃治氏の文科省退職と弘前大学への勤務先変更に、当時の萩生田文科相による何らかの関与があったと役職上考えざるを得ないのですが、これは事実に反していますでしょうか。

 また、萩生田文科相が内閣人事局長の役職に就いていらしたとの全く同期間に、馳浩氏も文科相の役職に就いていらっしゃいました。私たちが文科省を訪問し、阿部田康弘氏と星晃治氏に中央大学の犯罪行為を告発したのちのことですが、当時の酒井正三郎学長・総長と馳浩元文科相が宴会の席で歓談している様子を収めた画像を確認しています。この件につきましても萩生田文科相にお尋ねします。阿部田康弘氏と星晃治氏に私たちが告発した中央大学の犯罪行為につきまして馳元文科相の知るところとなっていたのかどうか、当時内閣人事局長でいらした萩生田文科相はご存知でしたでしょうか。

 以上二つの質問に関しては、次項【請願内容】で再度言及させて頂きます。

 2016年に入ると、中央大学の複数犯罪を完全隠滅するという無法地帯は、当時の最高検にまで広がっていることが分かりました。同年3月18日と4月1日、当時の最高検に中央大学と共犯者たち(裁判官たちと検察官たち)の複数犯罪を告訴・告発したところ、私とM氏は二度と犯罪申告ができないように告訴権と告発権を剥奪されるという超法規的暴力を行使されました。法による一切の救済可能性を完全に剥奪され、法的保護の外に遺棄されたということです。「中央大学の犯罪には法律の適用はしない」という局所的な非常事態(=例外状態)宣言を当時の最高検は極秘に発令したということです。「被害者の自殺への誘導=間接的殺害」と正確に言い換えられる中央大学の複数犯罪の完全隠滅(という大組織犯罪)は、告訴権と告発権を剥奪された時点でその暴力性において極点に達したと言えます。

 これは自分たちの生命維持を不可能にする最大の暴挙であると同時に、法的秩序の破壊行為、法律を破滅させる最悪の所業であるという絶望的な怒りに駆動された私は、2016年8月10日付で当時東京高検検事長でいらした西川克行元検事総長に宛てて大長文の抗議書簡を内容証明郵便で送付しました。そこで迫害され続け、法的保護の外に遺棄された私たちに初めて法による救済可能性の扉が開かれました。何が起こっているのか全てを理解してくださった西川克行元検事総長に宛てて、それまで返戻され続けた告訴状・告発状・証拠の一切を正しく再送し、その後も西川克行元検事総長が退官されるまで14通にのぼる書簡を送付させて頂きました。極秘の刑事捜査に着手してくださった西川克行元検事総長の動きは大変早く、2016年12月6日には中央大学多摩キャンパスに大勢の捜査員が入り、家宅捜索が行われたという事実が確認されています。その後も中央大学には法科大学院も含めて数回、捜査員が入ったという事実が確認されています。

 そして2017年以降、中央大学は「法科の中央」という過去の栄光の名を遂に継承することができなくなり、目に見えて凋落の一途を辿り始めます。それにも拘らず、没落の速度に逆らうかのように中央大学は犯罪実行者としての自身と向き合うことを拒絶し続け、「犯罪とは無関係である」という外観演出を際限もなく続けています。前代未聞の大組織犯罪であるため、刑事手続が長期化するのはやむを得ないのですが、(没落をもう回避できないからなのか、それとも最後まで没落に逆らう覚悟からなのかはわかりませんが)中央大学が延々と偽装し続ける通常状態の外観は、被害者にとっては「自殺への誘導=間接的殺害」という凶暴な意思の不変の表れとしか受け取ることができません。まるで自分たちは、刑事手続を続行している現検察庁よりも上位審級であると本気で信じ込んでいるかのように思えることさえあります。

 2018年12月20日には、まるで警察を犯罪隠蔽の味方につけているかのように警視庁と連携協定を結びました。そして2019年4月には国際経営学部と国際情報学部という二つの新学部を開設し、大組織犯罪の完全隠滅にまるで成功したかのように中央大学には「未来がある」という存続の自明性をこれ見よがしに誇示しました。そこでまた萩生田文科相にお尋ねします。中央大学が強要罪を発端として大組織犯罪を実行したことはご存知でしょうか。おそらくご存知であると思います。ご存知であるとすれば、偽造録音媒体の科学的鑑定結果を証拠として私たちが文科省に(阿部田康弘氏、星晃治氏に)行なった告発とは全く関係がないかのように、新学部の開設にあたる権限を持つ文科省は中央大学に対してなぜこれほどまでの「特別な配慮」を示すのでしょうか。この「特別な配慮」は、中央大学の犯罪の完全隠滅に文科省も関与していること、即ち中央大学との共犯関係が要請するものであるということはないでしょうか。

 文科省は、新学部開設の認可を求める大学に対しては備考欄を設け、その中でカリキュラム、人員の確保、教育環境の整備、他学部との関係性における人数調整に至るまで詳細な指示を出し、認可への手続きを厳正に進めることを求めているように見受けられました。ところが中央大学に関しては備考欄が白紙であり、「中央大学が提出したという設置届出書類」を無条件に通しています。実際、中央大学は2018年6月25日に発行した学内機関紙『学員時報』のなかで、文科省の認可が下りる前に「国際経営学部を2019年(平成31年)4月に新設する」と明示しています。この段階では、文科省から国際経営学部の認可は下りていないにも拘らず、なぜこのように明示することができたのでしょうか。あらかじめ認可が約束されている「出来レース」と取られかねない極めて不自然な「手続き」であると言わざるを得ません。

 現在の中央大学学長である河合久氏は、国際経営学部開設準備室副室長(2018年8月~2018年11月)、中央大学国際経営学部開設準備室長(2018年11月~2019年3月)を務めています。河合久氏は2019年4月1日に国際経営学部が開設されると同時に中央大学国際経営学部長に就任していますが、同学部長就任に至るまでの経緯において文科省との「不適切な関係」は存在しなかったと言い切れるのでしょうか。また、国際情報学部においても、2018年12月に専任教員の就任が決まったと思われる人物や開設年度の2019年の翌年2020年度に専任教員に就任予定の人物まで専任教員に含めるという「開設に関する準備不足」に対して、文科省は一切注意を促してはいません。結果として国際経営学部と国際情報学部の開設は無条件に認可されてしまい、中央大学が「犯罪とは無関係な大学である」という印象操作は一時的であれ成功してしまったように見えます。中央大学に「自浄作用を促すよう働きかける」と約束してくれた阿部田康弘氏と星晃治氏は、約束した直後になぜ異動・退職しなくてはならなかったのでしょうか。文科省が中央大学に「自浄作用を促すよう働きかける」必要など一切ないと判断したからではないでしょうか。中央大学の犯罪の完全隠滅に文科省も加担していたからではないでしょうか。暴力団紛いの男が私たちに暴行を加えた2012年7月26日から(あるいはそれ以前から)続いている中央大学と文科省の密かな共犯関係が露見することを恐れたからではないでしょうか。

 本年2021年6月、萩生田文科相は中央大学の福原紀彦前学長、そして河合久現学長と、1週間の間隔をおいてそれぞれ個別に文科省で会っていらっしゃいます。6月10日には、福原前学長が一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)の会長として萩生田文科相を表敬訪問しています。6月17日には、5月27日に正式に就任したばかりの河合久氏が中央大学学長として萩生田文科相を表敬訪問しています。法的秩序を破壊する前代未聞の反国家的大組織犯罪を引き起こした元凶が中央大学であるとご承知の上で、萩生田文科相は同大前学長と現学長にお会いになられたのでしょうか。ツイッター及びブログ『現代思想と証言』を開設し、本件大組織犯罪とその壮絶な被害経験を、証拠と膨大な証拠資料を公開しながら被害者が証言するようになって既に3年前後の歳月が経過しています。即ち、「法科の中央」が法律を破滅させる、事実上のテロと言っても過言ではない反国家的大組織犯罪を引き起こしたという事実を、被害者の証言と証拠及び証拠資料を通じて知っている国民は既に膨大な数に上るということです。中央大学の犯罪の完全隠滅、即ち被害者の「自殺への誘導=間接的殺害」を最終目的とする本件大組織犯罪のおかげで被害者は人生の後半の10年間を徹底的に奪われ尽くし、自己を展開する一切の探究活動・創造的活動・社会的活動をまるで牢獄にでも監禁されたかのように全面的に阻止され、辛うじて続けてきた生命維持も既に限界を超える寸前の段階まで追い詰められています。

 このような事実をご承知の上で、萩生田文科相は中央大学の前学長と現学長にお会いになられたのでしょうか。そうであるとすれば、それは一体何を意味するのでしょうか。中央大学の全犯罪の完全隠滅(=揉み消し)に国家ぐるみで加担・協力したのが本件大組織犯罪であると本請願書の冒頭に書きましたが、その「国家ぐるみ」の中に文科省も含まれているということでしょうか。

 萩生田文科相は勿論真実を知っていらっしゃいます。

 また、当然ご存知かと思いますが、現在の中央大学にはセルフガバナンスが不在です。『学員時報』(2021年1月新春号)15面には2021年3月31日付で定年退職する教員の氏名が列挙されており、実際に定年を迎える酒井正三郎総長は勿論ですが、まだ定年を迎える年齢ではない大村雅彦理事長も含まれていました(「定年扱いも含む」とあったので、大村雅彦理事長は定年を迎える前に退職を望んだということになります)。

 しかし、実際には本年3月31日付で退職している酒井正三郎総長も大村雅彦理事長も、表舞台には殆ど姿を現しませんが、退職していながら名義に限って中央大学にまだ存在していることになっているようです。大村雅彦理事長は4月以降、法科大学院でも授業を一切担当していません。大学にまだ存在していることになっていても、両名とも実際には退職し、職務に従事する権限をもう喪失しているはずですから、現在の中央大学は理事長即ち最高経営責任者が不在のまま、組織としての体裁を整えることができないまま、極めて不安定な状態で存在し続けることを余儀なくされています。

 現在の中央大学がこのような惨状を呈していることには、公式発表に向けた刑事手続の進行が大きく影響していると私たちは考えています。セルフガバナンスが不在であり、組織として明らかに機能不全に陥っており、しかも財政状況の悪化が次第に露呈してきている中央大学を、「正常に機能している大学」であるとまるで故意に誤認しているかのように文科省はなぜ放置しておくのでしょうか。中央大学の終焉が、即ち本件大組織犯罪の全面解決が間近に迫ってきていることを本当は知っているからでしょうか。

 本年5月27日付で河井久学長就任と同時に、本件大組織犯罪の中央大学の犯罪首謀者の一人である橋本基弘が副学長に就任しました。刑事手続の最中に就任したわけですが、強要罪の被疑者であった期間内である2014年11月にも橋本基弘は副学長に就任しています。公式ホームページに掲載された8人の副学長の顔写真の頂点に橋本基弘の顔写真を見ることができます。この期に及んで通常状態を偽装する隠蔽工作を行なっているとすれば、それは一体誰に向けて、誰に対して行っているのでしょうか。被害者の証言を読んでいる中央大学の教職員、及び在学生は既に相当な数に上ると思いますので、彼ら彼女らに対して「中央大学は犯罪とは無関係」「橋本基弘は犯罪とは無関係」という印象操作をどんなに行なっても、被害者の難攻不落の証言によって瞬時に打ち消されることは確実です。被害者のツイッターの「固定されたツイート」をご一読くだされば、萩生田文科相にも直ちにご納得して頂けるものと思います。

 刑事手続を受けている身であっても、「絶対に反省などしない」「中央大学は世界一であり、検察庁より上位審級である」という意思表明、中央大学の犯罪首謀者たちの総意の表明であるとしても、国家ぐるみの巨大犯罪隠蔽の城壁が崩れ落ちれば、剥き出しになるのは世にも悪質な犯罪実行者としての橋本基弘だけ、犯罪に関与した単なる犯罪実行者としての教職員たちだけです。

 そして、西川克行元検事総長、稲田伸夫前検事総長、林真琴検事総長という3代に亘る検事総長が率いる検察庁の身命を賭した刑事捜査により、おそらく超大物政治家も含まれる未曾有の巨大犯罪隠蔽の城壁は、まだ可視化されていないだけでその大部分が既に崩落しています。副学長に就任した橋本基弘が、中央大学内部に本当にいるのかどうか、職務を果たせる状態にあるのかどうか、甚だ疑わしいと私たちは思っています。

【請願内容】

ⅰ 検察庁から既に事情聴取乃至捜査が行われているかもしれません。しかし、そうではなかった場合、萩生田文科相が内閣人事局長在任中に文科省の阿部田康弘氏の異動、及び星晃治氏の退職に関与していたかどうか、関与していたとしたら具体的にどのように関与したのか、林真琴検事総長に当時経験されたことの一切をお話しくださいますよう請願いたします。

ⅱ 検察庁から既に事情聴取乃至捜査が行われているかもしれません。しかし、そうではなかった場合、中央大学が実行した未曾有の大組織犯罪について、中央大学が元凶となって引き起こされた空前絶後の反国家的大組織犯罪について、萩生田文科相が知っていたのかどうか、知っていたとしたら具体的にどの程度知っていたのか、どのような経緯で知ることになったのか、林真琴検事総長に経験されたことの一切をお話しくださいますよう請願いたします。

ⅲ 検察庁から既に事情聴取乃至捜査が行われているかもしれません。しかし、そうではなかった場合、文科省が中央大学の犯罪の完全隠滅に加担・協力しているとしか考えられない現象がかなり多く見受けられますため、新学部開設時の中央大学への「特別な配慮」、福原紀彦前学長・河合久現学長との面会、セルフガバナンス不在かつ財政状況悪化の中央大学を放置・放任したままにしておくことなどについて、萩生田文科相が認識されていることの一切を林真琴検事総長にお話しくださいますよう請願いたします。

ⅳ 本件大組織犯罪が全面解決へともたらされ、公式発表が行われるまでは無理かもしれません。しかし、現段階でもし文科省の権限の範囲内でできることがあるなら、そして萩生田文科相にそのご意思がおありになるなら、未曾有の大組織犯罪の犯罪実行者たちが要職を占める中央大学に対し、セルフガバナンス不在と財政状況悪化という組織弱体化の現状も踏まえて、何らかの厳格な懲罰的介入を行なって頂けますよう請願いたします。2012年4月に強要罪を実行したときから中央大学は事実上の非常事態(=例外状態)に陥り、その後も犯罪を実行しては隠蔽するためにまた犯罪を実行するという悪循環から抜け出せなくなり、通常状態の外観を装いながらも非常事態は現在に至るまで続いています。法的秩序を破壊するという未曾有の大組織犯罪を実行しておきながら、被害者に対しても社会に対しても中央大学は一切の責任を果たそうとはしません。そして2012年から9年間、犯罪実行者であること、告訴されて被疑者になったこと、刑事手続を受けていることを完全に隠蔽して毎年入試を行ない、在学生とその父兄を欺き続けてきました。このまま放置しておきますと、現在の在学生は測り知れない衝撃に必ず不意打ちを受けることになります。そうなる前に、現職の文科相として、在学生の人生に深い傷が残ることがないように中央大学に可能な限りの懲罰的介入を行なってくださいますよう重ねて請願いたします。

ⅴ 本件大組織犯罪の被害者は、2019年1月から3月にかけて本件大組織犯罪とその被害経験を証言する大部のテクストを書き上げました。まだ草稿段階ですが、全面解決ののち、全体的に大幅な加筆修正を行って完成させ、出版することを予定しています。萩生田文科相には、ブログ『現代思想と証言』に公開されている以下のテクスト全編をご一読頂きますよう請願いたします。

『最終解決個人版・未遂の記――絶滅を待望された被害者の証言』

ⅵ ブログ『現代思想と証言』のフロントページ、及び同ブログに公開されている少なくとも以下の証拠資料にお目通しを賜りますよう請願いたします。

 <2013年5月22日付で、東京地検立川支部に井上が提出した、中央大学の犯罪首謀者たちに対する強要罪の「告訴状」全文>

【おわりに】

 中央大学が実行した全犯罪の完全隠滅が成就するということは、被害者である私とM氏の生命維持が遂に完全に不可能になるということです。したがいまして、中央大学が実行した全犯罪の完全隠滅(=揉み消し)に加担・協力するということは、私とM氏の「自殺への誘導=あらかじめの殺害」の共犯者乃至幇助者になるということを正確に意味しています。さらに、中央大学を元凶とする本件大組織犯罪が現実化してしまった無法治状態、法的秩序の破壊、法律の破滅を内在させたまま、国家と社会が最大の危険性のなかに放置され続けることを容認するということです。「世界一」などと豪語し、検察庁よりも上位であることを誇示する大学がどれほど危険な存在であるか、被害者の証言を読んでくだされば、萩生田文科相にも必ずご理解頂けるものと思います。

 どうか真実を知ってください。そして被害者の生命維持が遂に完全に不可能になる前に、本件大組織犯罪の全面解決を一日も早く到来させるために、萩生田文科相にもできる限りのご協力を賜りますよう最後に請願いたします。

                                   以上